松前神楽
| 資料名(ヨミ) | マツマエカグラ |
|---|---|
| 解説 | 所在地:松前町を含む北海道日本海沿岸地域、道南地域 上演場所:北海道各地の神楽を伝承する神社の祭礼、地域のイベント会場など(開催時期は各地域ごとに異なる) 松前町では、毎年4月29日に松前公園本丸広場にて「松前神楽公開公演」を開催。 松前神楽の起源は諸説あり定かではない。松前家の正史である『新羅之記録』によれば、寛永2年(1625)、それまで大館にあった八幡宮を福山に遷宮した時に、これに合わせて御宝殿、拝殿、神楽屋修造の記事が見えている。「神楽屋」で奏上された神楽が、現在伝えられている松前神楽であるかどうかは分からないが、この時代にすでに松前藩領内で神楽が行われていたことは確かである。『福山秘府』によれば、延宝2年(1674)、松前藩主10世矩廣公の時代、福山城内で初めて藩の公式行事として鎭釜湯立神楽が奏上されている。以来、隔年ごとに城内槍之間において、松前藩主の手厚い庇護のもとに、神楽が行われている。延宝9年(1681)制定された『御城内大神事』によれば「御祈祷」に始まる23事の神事と舞がこのころに成立していたことが分かる。 その後、神楽式はさらに整えられ、現在では12事の神事と21事の舞楽によって構成されている。松前神楽は、松前藩領内の各社家により世襲的に古来の伝統を厳格忠実に守り、格調高い神事芸能へと発展していった。 一方、松前神楽は庶民にも大きく支えられていた。人々は自家の利益のために、例えばニシン場神楽、鮭場豊漁神楽、会場安全神楽、手船新造神楽、火災消滅神楽、疱瘡安全神楽などのように、家内・道中安全、豊漁祈願、疫病退散などを願い、様々な機会をとらえ神楽祈祷が行われていた。 明治にいたり松前藩の庇護が失われると、松前神楽を伝承してきた社家は氏子の人々との結び付きをさらに深め、今日まで神楽を保存伝承してきたのである。加えて、幕藩体制の束縛から解き放された人々は、豊かな漁業資源を求めて北海道各地へと移住していった。そうした人々は、厳しく過酷な生活環境の中で、安らぎと娯楽を求めて幼い頃から親しんできた松前神楽をその地に根付かせたのである。 明治以来、今日に至るまで松前神楽は渡島・後志地方を中心に日本海沿岸各地で見ることができる。しかし時間の経過とともに松前神楽にも微妙な地域差が生じてきたのも事実である。現在では、松前、福島、函館、小樽の四地域にブロック保存会が結成され、それぞれの伝統を尊重して保存伝承に励んでいる。 |
| 大分類 | 民俗 |
| 中分類 | 信仰 |
| 小分類 | 祭礼 |
| 文化財指定 | 国指定重要無形民俗文化財 |
| 利用条件 | お問い合わせください |
| 資料ID | 649 |
1.松前町文化財デジタルアーカイブについて
松前町では「松前町DX推進計画」に基づき、情報の整備・発信を進めています。デジタルを活用した地域ブランディングの強化を目的とし、学校等における学習での活用も視野に入れ、松前町の文化財に関するオープンデータの公開を進めます。2.免責事項
本アーカイブのコンテンツは、正確な情報となるよう努めていますが、不正確な情報の混在等による利用者の損害等、一切の影響について松前町はいかなる責任も負いません。また、掲載情報は、あくまでも掲載時点における情報であり、全ての情報について、事前に予告することなく名称や内容等の改変や削除、サービスの停止を行うことがあります。
3.データの利用について
本アーカイブで公開しているコンテンツのうち、詳細画面において個別のライセンスが定められているもの以外は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスにおけるCC BY 4.0(表示 4.0 国際)で提供いたします。
4.クレジットの表記について
本アーカイブで公開しているコンテンツのうち、CC BY 4.0の表示があるコンテンツについては、出典の表示をしてください。また、コンテンツを編集・加工等して利用する場合は、その旨を必ず表示してください。
| 【記載例】 (例1)「松前屏風」松前町デジタルアーカイブより (例2)「松前屏風」松前町デジタルアーカイブをもとに○○作成 |
5.成果物提供のお願い
本アーカイブのコンテンツをご利用になって作成された書籍、雑誌、論文、新聞記事、パンフレット、映像作品等の成果物は是非当館までご提供をお願いします(義務を課すものではありません)。
| 【送り先】 〒049-1594 北海道松前郡松前町字神明30番地 松前町教育委員会事務局 文化財係 |
6.お問い合わせ
本アーカイブのコンテンツに対して著作権・肖像権等に関する疑義をお持ちの方は、下記の問い合わせ先までご連絡ください。
| 【お問い合わせ】 松前町教育委員会事務局 文化財係 〒049-1594 北海道松前郡松前町字神明30番地 電話:0139-42-3060 FAX:0139-42-2211 メール:bunkazai★town.matsumae.hokkaido.jp(★を@に置き換えてください) |

