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絵馬

所蔵草津市
解説大将軍遺跡(草津市追分町)出土・奈良時代

奈良時代の井戸から出土したものです。現在の「絵馬」は、祈願成就やお祓いのため、神社や寺院に奉納するものとして広く知られていますが、それらとは形状が異なり、ヒノキ板に墨で馬の輪郭が描かれています。輪郭の内側の板がやや白く変色しており、何らかの顔料で彩られていたと考えられています。上部に小さい穴が空いていることから、紐などを通して使用していたことが分かります。井戸の中から出土しているため、役割を終えた後に捨てられたのではないかと考えられます。

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