人形(ひとがた)

所蔵草津市
解説大定木遺跡(草津市青地町)出土・年代不明

大定木遺跡の平安時代の溝から出土したものです。人形の上部には墨で目・鼻・口が描かれています。人形(ひとがた)とは、古代から中世にかけて使用された祭祀具の一つで、平安時代に編さんされた『延喜式』によると、人形で自身の体を撫で、息を吹きかけた後、自身の身代わりとして川へ流したとされ、身の厄災や穢れを浄化するために、使われたと考えられます。

この資料に関連する資料

PageTop