青九谷草花文大鉢

資料名(ヨミ)アオクタニソウカモンオオバチ
資料名(英訳)Large Bowl with design of Floral Literature, Ao-kutani style
資料番号25-01-053
大分類美術
中分類工芸
小分類陶磁
所蔵館小松市立博物館
寸法口径313、底径156、高さ154~158mm
制作年代江戸後期
技法色絵
形状大鉢
材質陶磁器
公開解説一般に粟生屋の作品は、生地全体に白泥を塗り、上に精緻な絵を描いて、あわい焼きで仕上げたものが多く、木工品のような軟かい仕上りを見せる。ところが、本品は生地もかたく、底部に藻唐草文を配するなど、一見吉田屋を思わせるような作柄である。黄味がかった灰色生地に、胴まわりには垣根に梅、水仙、椿、菊、紫陽花などの草花が青九谷風に描かれている。高台内に篆書で「小松東郊」の銘があることから、粟生屋の作品と判断できる。彼は若杉窯・吉田屋窯・蓮代寺窯等において指導的な立場にあったので、それを物語る作品として、「小松東郊」銘とともに資料として価値ある作品である。
署名・年記「小松東郊」
制作者粟生屋源右衛門

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