小松絹方仕法触書
資料名(ヨミ) | コマツキヌカタシホウフレガキ |
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資料番号 | 15-01-053 |
大分類 | 歴史 |
中分類 | 文書 |
小分類 | 近世史料 |
所蔵館 | 小松市立博物館 |
寸法 | 25.0×16.5cm |
制作年代 | 1853(嘉永6)年2月 |
形態 | 袋綴 5枚7頁 |
材質 | 紙 |
記述内容 | 当所絹之義者年古ク仕来、所方第一之産業ニ而、以前者一ヶ年ニ拾万疋不足茂出来之由之処、近年ハ漸ニ三四万疋ならて出来不申由、絹者数人之手を経候而出来申品ニ候得者、身元之者者不及申、小前之者迄も潤ニ可相成候間、右様衰行候而者、一統之疫弊ニ可有之、先以残念ニ至候、右者如何之訳ニ衰微いたし候義に候哉、不唯今以前之所江為立戻申ニ者いかゝ致可然哉、其方者不及申、町中一統心付之趣決而可有之、委曲無抜漏承度候間、心付有之者者人別ニ封物を可指出候、兎角上江申出候之義者、相泥申義も有之ものニ候間、其方於手前能々申諭、無泥申聞候様ニ可致勢子候、尤文面之不散調筆方見苦敷之義抔者聊不及貧着候、役人幷先年役義相勤居候者共之義者、仮令心付之義共有無共封物を以可申聞、絹而已ニ限り候訳ニ而者無之、諸産物其外万事町方為不為之義ニ付、心付候程之事ハ大小ニよらす承度候、当分拙者者共隅日毎会所江致出席候条、於同所直々拙者共江可相達候、此段町方一統江可申渡候、以上/二月/関沢安左衛門/岩田眷蔵/小松 町年寄中/絹道組頭中/右被仰渡之趣組切致寄合得与御申談、組中御請印形候而可被遣候、以上/丑二月/町肝煎 与左衛門/八日市町 組合頭衆中/右被仰渡之趣奉畏候、依而御請印形仕上之候、以上/丑二月 |
公開解説 | 嘉永6年(1853)2月、絹業の衰微やその原因について広く考えを知らせてほしいと、小松町奉行から町年寄・絹道組頭に対して申し渡したもの。絹業は小松の「第一之産業」で、以前は年に10万疋足らずの生産であったが、近年は3・4万疋の出来であると、小松の絹業の衰微について触れているところが見られる。 |
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② 人文分野の分類
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- 美術資料:美術・工芸品として制作されたもの、掛け物や屏風となっている「書」も含む
陶磁、漆工、染織、金工・刀剣、絵画、書跡(書のみ)、書画(書と絵を併記)、彫刻、木工・竹工、ガラス、その他に分類 - 民俗資料:生活全般にかかわる道具(物)の資料
衣、食、住、生活・産業、交通運輸通信、交易、社会生活、信仰、民俗知識、民俗芸能・娯楽・遊戯、人の一生、年中行事、玩具、その他に分類。
「人の一生」の内に『白山麓西谷の人生儀礼用具』(国指定重要有形民俗文化財)を含む。 - 考古資料:基本的には発掘された「遺物」
旧石器時代、新石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代、奈良・平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土・桃山時代、江戸時代の時代別で、出土地毎に分類。小松市指定文化財である「加賀古陶」を含む。
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