寺田政明

TERADA, Masaaki
1912-89

作家略歴

画家。北九州市に生まれる。幼少期の足の怪我がきっかけで画家を志す。1928年、同舟舎絵画研究所を経て太平洋美術学校に入学。32年、第2回独立展に《風景B》が初入選し、以後、同展やNOVA美術協会展などへ出品。「池袋モンパルナス」の若手芸術家の中心人物として活躍し、戦中は、エコル・ド・東京、美術文化協会、新人画会を結成。戦後は、自由美術展や主体展を主な発表の場とした。また、尾崎士郎、司馬遼太郎らの小説や、児童書、歌集、詩集などの装丁、挿絵も手掛けている。終生、小さいもの、弱いもの、消えゆくものへの愛着を深め、物言わぬ動植物や、廃船、さびれた港の風景などを好んで描いた。

この作家の作品一覧[全2件]

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