柳瀬正夢

YANASE, Masamu
1900-45

作家略歴

画家、漫画家。松山市に生まれる。本名は正六。1911年、父親と北九州市門司区に移り、10代を門司で過ごす。15年、再興第2回院展に《河と降る光と》が入選。門司と東京を行き来したのち、20年代以降、活動の拠点を東京に移す。23年に村山知義らとマヴォを結成するなど、大正期新興美術運動の旗手として活躍したのち、20年代後半にはプロレタリア美術運動に没頭する。油彩以外にも、『読売新聞』などに発表した時事風刺画や漫画をはじめ、装丁、舞台美術、子ども向けの絵雑誌の挿絵、写真、俳句など、実に幅広い分野でマルチな才能を発揮した。45年、空襲により死去。

この作家の作品一覧[全2件]

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