門司筆立山より門司市堀川我望む

作家名	YANASE, Masamu　柳瀬正夢　1900-45
制作年	1917
素材・技法	板に油彩
サイズ（cm）	32.8×23.2
Title	I Overlooked Horikawa in Moji City from Mt. Fudetate
Date	1917
Material/ Technique	oil on board
Size (cm)	32.8×23.2
作品解説	門司の柳瀬の住居近くには、第一船溜りと第二船溜りを結ぶ堀川という運河が流れていた。本作は甲宗八幡神社の近くにある筆立山から堀川を描いたものである。10代の柳瀬はポスト印象主義や表現主義などを自分なりに摂取しながら自らの画風を確立していくが、本作では点描のタッチで風景を捉えている。

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	YANASE, Masamu
	1900-45
作家略歴	画家、漫画家。松山市に生まれる。本名は正六。1911年、父親と北九州市門司区に移り、10代を門司で過ごす。15年、再興第2回院展に《河と降る光と》が入選。門司と東京を行き来したのち、20年代以降、活動の拠点を東京に移す。23年に村山知義らとマヴォを結成するなど、大正期新興美術運動の旗手として活躍したのち、20年代後半にはプロレタリア美術運動に没頭する。油彩以外にも、『読売新聞』などに発表した時事風刺画や漫画をはじめ、装丁、舞台美術、子ども向けの絵雑誌の挿絵、写真、俳句など、実に幅広い分野でマルチな才能を発揮した。45年、空襲により死去。