元永定正

MOTONAGA, Sadamasa
1922-2011

作家略歴

画家。三重県伊賀市に生まれる。当初は漫画家を目指し『漫画』『大阪パック』などに投稿する。1944年、画家 濱邊萬吉に師事し、洋画家に転向するきっかけとなる。53年、抽象画の制作を始める。55年より吉原治良の誘いで具体美術協会に参加、着色した水を入れたビニールを吊るした《水》を発表し注目を集める。のち日本画のたらし込み技法からヒントを得て、キャンバス上に絵具を流した作品を制作し脚光を浴びる。66年、ジャパンソサエティの招聘により妻(画家 中辻悦子)とともに1年間滞米する。帰国後は、エアブラシを用いて有機的な輪郭をもつ形態を描くようになる。詩人の谷川俊太郎らと協働して、多くの絵本も手掛けた。

この作家の作品一覧[全1件]

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