ジョルジュ・ルオー

ROUAULT, Georges
1871-1958

作家略歴

フランスの画家。パリに生まれる。ステンドグラス職人の徒弟として修業を積んだのち、パリ国立美術学校でモローに師事する。のちに、師が国に遺贈した邸宅を開放したモロー美術館の初代館長となる。1902-03年頃、療養生活を送るなかで、黒く太い輪郭線と重厚なマチエールを特徴とする画風を確立。娼婦や道化師、裁判官など人間の内面を鋭く洞察した作品を描いた。敬虔なカトリック信者でもあり、キリストの「受難」シリーズなど宗教主題の作品も多い。06年に美術商ヴォラールと出会い、17年より専属契約を結んだ。『ミセレーレ』『ユビュおやじの再生』『受難』『流れる星のサーカス』などヴォラールから依頼のあった挿絵本を多く手掛けた。

この作家の作品一覧[全10件]

PageTop