アルルカン

作家名	ROUAULT, Georges　ジョルジュ・ルオー　1871-1958
制作年	1938
素材・技法	キャンバスに油彩
サイズ（cm）	46.3×32.2
Title	Harlequin
Date	1938
Material/ Technique	oil on canvas
Size (cm)	46.3×32.2
作品解説	道化師はルオーが好んで描いた題材の一つで、華やかで陽気な姿の裏にある、苦悩と祈りをもった深い内面を捉えようとした。友人のエドワール・シュレに宛てた手紙には「人を笑わせるために作られた派手できらきらしたものと、少し上から見下ろせば無限の悲しみであるこの人生との対照…」と記している。

ジョルジュ・ルオー

	ROUAULT, Georges
	1871-1958
作家略歴	フランスの画家。パリに生まれる。ステンドグラス職人の徒弟として修業を積んだのち、パリ国立美術学校でモローに師事する。のちに、師が国に遺贈した邸宅を開放したモロー美術館の初代館長となる。1902-03年頃、療養生活を送るなかで、黒く太い輪郭線と重厚なマチエールを特徴とする画風を確立。娼婦や道化師、裁判官など人間の内面を鋭く洞察した作品を描いた。敬虔なカトリック信者でもあり、キリストの「受難」シリーズなど宗教主題の作品も多い。06年に美術商ヴォラールと出会い、17年より専属契約を結んだ。『ミセレーレ』『ユビュおやじの再生』『受難』『流れる星のサーカス』などヴォラールから依頼のあった挿絵本を多く手掛けた。