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神明貝塚出土 組合わせ式土器

時代区分縄文
時代・和暦・西暦縄文時代後期（3800年前）
形態堀之内式、壺形土器
法量蓋口径10.8㎝、高さ6.2㎝、身口径10.6cm、底径4.0cm、高さ5.2㎝
内容に関する情報春日部市指定文化財。郷土資料館常設展示。蓋と身からなる。昭和40年の神明貝塚の発掘調査において、１号住居跡の床面から身と蓋が組み合わされて出土した縄文時代後期前葉の土器である。
昭和40年の神明貝塚の発掘調査において、１号住居跡の床面から身と蓋が組み合わされて出土した縄文時代後期前葉の土器である。本資料は、縄文時代後期の東北地方北部に多くみられる「切断壺形土器」が、当地において関東地方の土器型式を取り入れ、かつ技法を変化させて製作されたものである。しかしながら、身と蓋を組み合わせる「切断壺形土器」の本質的な機能と形態は維持されることから、東北地方北部の文化が、神明貝塚にまで到達していたことを示す。（指定理由抜粋）
身、蓋ともに、口縁部には6ヶ所の紐孔が穿たれる。蓋は上部を欠損しており、外面は二条一組の隆帯が2ヵ所で垂下し、その上下端は橋状突起により連結される。隆帯による区画内は渦巻文を中心にし、その両端に波頭状の三角形のモチーフが描出される。身は碗形で平底を呈し、内外面ともにミガキが顕著で黒色に研磨される。（春日部市埋蔵文化財発掘調査報告書第20集71図1,2018）
資料ID74254

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