/2

風早遺跡出土 局部磨製石斧

時代区分旧石器
時代・和暦・西暦旧石器時代(30000年前)
法量長さ7.9㎝、幅4.6㎝、厚さ1.2㎝、重さ49.1g
内容に関する情報春日部市指定文化財。郷土資料館常設展示。本石器は長さが7.9㎝、幅が4.6㎝、厚さが1.2㎝、重量49.1gの小型で刃部が研磨された石斧であることから局部磨製石斧と呼ばれる。石材には緻密で柔らかい珪質頁岩が選ばれ、横長の剥片を素材とし、両面に施された周辺加工が全体を楕円形に仕上げている。刃部は両面にわたる研磨によって両刃を成し、やや丸みを帯びる直線に近い平面形に整えられている。原石の自然面が両面に一ヶ所ずつ残ること、刃部には切り合い関係を持つ複数の線状の磨痕面が明瞭に認められることなどから製作・調整加工の過程を復元することが可能である。
 本石器は民間事業者による宅地造成工事に先立ち、昭和50年3月から8月にかけて庄和町風早遺跡調査会が実施した風早遺跡の第1次発掘調査において出土した。遺跡の西端、台地肩部に設定した調査区から単独で出土したもので、出土層位は関東ローム層(立川ローム層)虫の黒色帯下部である。(中略)昭和54年に刊行された発掘調査報告書によれば、風早遺跡では黒色帯は1層しか確認されなかったが、ローム層の鉱物分析結果から、この黒色帯は姶良丹沢火山灰よりも下位の第2黒色帯に対比されると考えられている。姶良丹沢火山肺の降灰年代については諸説があるが、最も古く位置づけた場合は今から約2万6千年から2万9千年前と言われており、本石器の年代はそれよりも若干遡った3万年前頃と推定される。(指定概要抜粋)
資料ID74252

PageTop