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(三峯社御札入れ)
| 時代区分 | 近代 |
|---|---|
| 和暦 | 明治12年3月23日 |
| 形態 | 木箱 |
| 法量 | 23.9×12.8×2.6 |
| 内容に関する情報 | この資料は、西金野井の旧家に伝わる、三峰神社(みつみねじんじゃ)の護符(ごふ)を入れていた木箱です。護符を入れる木箱は眷属箱(けんぞくばこ)と呼ばれていました。 秩父の三峰神社は、狼を眷属とした盗難除け・火難除けの神様として信仰されており、信仰圏は埼玉県をはじめ、関東一円にわたっています。三峰講は、三峰神社に登拝するもので、秩父郡内以外は代参講(だいさんこう)の形をとりました。 表面には「三峯社御守護」、裏面には「明宝峯御本社・白岩山毎年四月八日・雲鳥山七年ニ壱度奥ノ隠 三山」「明治十二己年卯三月廿三日登山」と墨書があります。西金野井から三峰神社まで参拝に詣で、護符を受領し、家内に祀っていたものと考えられます。 市内の三峰信仰については、旧春日部市域では、昭和49・50年の石造物調査で幸松地区八丁目、豊春地区谷原新田で三峰講中の石塔が発見されていますが、その地域の古老に尋ねても講中について聞くことが出来なかったと報告されています。旧庄和町域では、各地で三峰講が結成されていましたが、昭和30年代から40年代に中止になってしまった所が多かったようです。現在(平成17年現在)でも飯沼では22戸が参加して三峰講を行ない、農作業が一段落した11月22日にくじ引きで決められた代参4名が三峰神社に詣で、神札を受けてきて各戸に配付しています。また、下柳・東中野には江戸時代の三峰神社の石祠があります。 市内の三峰信仰については、わずかな資料や社祠を残すのみで、詳らかでない部分も多いのですが、明治10年代に当市域においても浸透していたことを示す資料として貴重です。 なお、市域で確認されている三峰社祠は以下の通りです(現存を確認できないものも含みます) ・武里地区 備後 香取社(備後西川香取神社)の末社に「秋葉三峯稲荷合社」(『新編武蔵国風土記稿』)。関係は不明ですが、現在、備後東の建御雷神社(たけみかづちじんじゃ)の境内に「三峯」が祀られています(『埼玉の神社』)。 ・武里地区 大畑 「日光道中分間延絵図(にっこうどうちゅうぶんげんのべえず)」に「三峰」が確認されます ・内牧地区 内牧 鷲明神香取合社(鷲香取神社)の末社に「三峰」があります(『風土記稿』)。 ・幸松地区 八丁目 八坂香取稲荷合社の境内に「三峯山大権現」が祀られています(『埼玉の神社』)。 ・庄和地区 下柳 香取神社の境内に天保9年(1838)「三峯山」の石祠があります。 ・庄和地区 東中野 香取神社の境内に文久元年(1861)「三峰山」の石祠があります。 ・粕壁地区 粕壁 「日光道中分間延絵図(にっこうどうちゅうぶんげんのべえず)」には岩付道沿いに「三峰」が確認されます。関係は不明ですが、神明神社の境内に「三峰神社」が祀られています。 |
| 資料ID | 42931 |
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