ニホンイイズナ
| 資料登録番号 | 079550 |
|---|---|
| 学名 | Mustela nivalis namiyei Kuroda, 1921 |
| 科(和名) | イタチ科 |
| 採集年月日 | 1993/04/10 |
| 採集地(現住所) | 岩手県久慈市山形村小国 |
| サイズ | Wt.55.0g, T.L.203mm, H.B.172mm, T.31mm |
| 解説 | 日本最小のイタチ科の動物で、ネズミ類の天敵です。北海道、青森県、山形県、そして岩手県で確認されています。この標本になったイイズナは、岩手県内12例目の採集個体で、1993年4月に久慈市山形村の路上で死んでいたのを発見されました。シベリアや北海道では冬には真っ白に毛替わりするのですが、本州産のものは冬になっても背中に茶色のまだら模様が残り、純白のものはめったにいないようです。弘前大学の小原良孝先生(1991)によると、北海道産の個体が42本の染色体をもつのに対し、本州産は38本と4本も少なく、さらに口蓋骨(こうがいこつ)という部分の幅も本州産の方が広いことが判明し、別種の可能性があるとされています。オコジョに似ていますが、尾が短く、先端が黒くないことから容易に区別ができます。 |
