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紅花

★資料名(よみ)べにばな
資料登録番号191621
資料種別実物
分類染織(染料)
材質・形状乾燥花 花~茎(植栽物)
サイズ長53㎝、幅24㎝
地域宮城県柴田郡村田町
時期令和
解説江戸期、仙台藩内で紅花栽培が盛んに行われ、村田商人が紅花商として活躍しました。岩手県域の産地としては、西磐井、東山、水沢、前沢等があり、村田商人が買付に来ていました。村田商人との取引は、仙台系水沢商人の穀田屋が仲介していたとの古文書が残されています。
 一方、南部盛岡藩では武具、くろがね類、べにばな、むらさき根、蝋(ろう)、漆(
(うるし)などが他藩越境禁止となっていることが、『盛岡藩雑書』正保2年(1645)の記載から伺えます。南部藩領では、黒沢尻(くろさわじり)の品質がよいとされました。江戸期に栄えた紅花ですが、明治期には中国産に押され、さらに赤色系の化学染料普及により衰退しました。 
 紅花は紅と黄の色素をもち、水に浸すと先に黄色が抜けます。紅花の染料を作る工程ですが、水を加えながら揉みや踏みを行うと、黄色色素が溶け出します。これを何度か繰り返して黄汁を抜き、次に黄汁を抜いた紅花を日陰に2~3日置いて発酵(
(はっこう)させます。発酵で粘性を帯びた紅花を臼でついて、団子状にしてから踏んでセンベイ状にして乾燥させ紅餅としました。紅餅をアルカリ溶液の灰汁(あく)に溶かして色素を出し、梅酢などの酸性液で中和すると染料になりました。

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