「後三年合戦絵巻」鬼武

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後三年合戦絵巻

資料登録番号100149
資料名(読み)ごさんねんかっせんえまき
材質・形状3巻のうち上巻を欠く 中・下2巻
時代江戸時代
時期前期
寸法中巻1943cm 下巻2374cm 幅42.5cm (本紙)
解説 この絵巻物は、重要文化財「後三年合戦絵詞(えことば)」(東京国立博物館蔵)をもとに江戸時代に作られたものです。ストーリーを文字で書き記した詞書(ことばがき)に続き、対応する絵が鮮やかな色彩で描かれています。後三年合戦は、平安時代後期、陸奥守(むつのかみ)源義家(みなもとのよしいえ)が出羽の豪族清原氏一族の内紛に乗じて清原氏宗家(そうけ)を滅ぼした戦役です。写真の場面は、金沢柵(かねざわのさく)の攻防戦の際、源氏方の鬼武(おにたけ)と清原方の亀次(かめじ)の長刀の一騎打ちで鬼武が勝利し、両軍入り乱れる中、亀次の首を長刀に掛けた馬上の鬼武の姿が描かれています。源義家側に付いた藤原清衡(きよひら)は、後に居館を平泉に移して中尊寺等の平泉仏教文化の基礎を築きました。

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