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本小札白糸威二枚胴具足

資料登録番号049283
材質・形状本小札白糸威、二枚胴
時代江戸時代
解説文政11年(1828)に盛岡城の宝蔵の記録に「彦九郎様御召」と記された鎧兜(よろいかぶと)です。また、寛文7年(1667)の兜の購入記録が付属しています。寛文7年から文政11年の間で「彦九郎」を名乗った南部家の人物は、盛岡南部家の分家で三田南部家の信起(のぶおき)(1726-78)という人物しかいません。三田南部家は、信起の跡を継いだ信由(のぶよし)(1752-84)が、安永3年(1774)に本家の養子となり廃絶し、この鎧兜も、このとき盛岡南部家に移ったものと考えられます。信由は利正(としまさ)と改名し、安永9年(1780)に盛岡藩主となっています。
兜の両脇につく耳と、白糸で連結された胴は、ウサギをイメージしています。ウサギの意匠は、その俊敏さや情報を得る大きな耳にあやかるため、あるいは月への信仰の象徴として、武具に用いられたといわれます。

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