偶蹄類の足跡化石

資料名(読み)ぐうているいのあしあとかせき
分類群生痕化石
資料種別標本
採集地奥州市水沢(みずさわ)佐倉河(さくらかわ)水ノ口(みのくち) 胆沢川(いさわがわ)左岸河床(かしょう)
標本番号IPMM 62336
岩体地層名百岡層
時代・時期新生代 第四紀 前~中期更新世(こうしんせい)
サイズ(標本箱)縦75×横54.5×高さ56 cm
解説胆沢川の河床で見つかった偶蹄類の足跡と見られる化石です。この化石は河床の地層をそのまま切り取って博物館標本にしたものです。
足跡は地層が堆積(たいせき)した当時、その場所で足跡の主となる生物が生活していた証拠となる重要な化石です。標本の地層が堆積したのは今から50万年以上前ですが、当時からこの地に現在のシカのような偶蹄類が生息していたことを物語る標本です。

参考文献:大石雅之・吉田裕生, 1998. 北上低地帯中流域の鮮新・更新統のフィッション・トラック年代. 北上低地帯の鮮新・更新統の地質と年代, 岩手県立博物館調査研究報告書, 第14冊, 55-59.

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