ほ乳類 デスモスチルスの上顎大臼歯〔仁左平標本〕

資料名(読み)ほにゅうるい デスモスチルスのじょうがくだいきゅうし(にさたいひょうほん)
分類群脊索動物門 哺乳綱 束柱目
学名Desmostylus sp.
資料種別標本
採集地岩手県二戸市仁左字馬場平(ばばたい)
標本番号IPMM 30396
岩体地層名門ノ沢層
時代・時期新生代新第三紀前期中新世
サイズ6.6×4.6×4.8 cm
解説1982年に二戸市仁佐平の土木工事で発見されたデスモスチルスの臼歯(きゅうし)です。デスモスチルスは絶滅した哺乳類で、円柱状の構造が束ねられて1本の臼歯をなしていることから、束柱目(そくちゅうもく)と言う分類名がついています。同じく束柱目のパレオパラドキシアの近縁種ですが、デスモスチルスはパレオパラドキシアと比較して骨密度が低いことから、より遊泳生活に適していたと考えられています。本標本は二戸地域で産地・層位などが明らかな完全標本です。

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