昆虫 イワテオオシロアリ〔完模式標本〕
| 資料名(読み) | こんちゅう いわておおしろあり〔かんもしきひょうほん〕 |
|---|---|
| 分類群 | 節足動物門 昆虫綱 シロアリ目 オオシロアリ科 |
| 学名 | Hodotermopsis iwatensis Fujiyama |
| 資料種別 | 標本 |
| 採集地 | 岩手県岩手郡雫石町舛沢(ますざわ) |
| 標本番号 | IPMM 20599 |
| 岩体地層名 | 舛沢層 |
| 時代・時期 | 新生代新第三紀中新世(ちゅうしんせい)後期 |
| サイズ | 横 110mm×縦 90mm×高さ 12mm |
| 解説 | 岩手県岩手郡雫石町舛沢周辺に分布する新第三紀中新世の地層(舛沢層)から見つかった昆虫の化石です。 舛沢層は中新世当時この場所に存在した大きな湖に砂や泥が堆積したことで地層となったもので、地層にはかつて湖周辺に生息していた植物の葉や昆虫などが化石として含まれています。 イワテオオシロアリは雫石町で初めて発見され、1983年に新種として報告されました。現在の日本ではオオシロアリ(Hodotermopsis)は鹿児島県以南にのみ生息することが知られていますが、これはイワテオオシロアリのように、地質時代に広く分布していたオオシロアリが、後の環境の変化によって徐々に生息域を縮小していき、現在に至るまでに局地的に残ったもの(遺存種(いぞんしゅ)と言います)と考えられています。また、この標本は新種を報告する際に論文で使われた完模式標本(ホロタイプ)です。 参考文献:藤山 家徳, 1983. 東北地方の新第三紀シロアリ化石 付.同地方の昆虫化石の産状. 国立科学博物館専報 16, 83-98. |
