厄神経(蘇民将来譚)

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厄神経(蘇民将来譚)

★資料名(よみ)やくじんきょう(そみんしょうらいたん)
資料登録番号097906
資料種別実物
分類信仰(文書記録)
材質・形状綴本(墨書)。末尾に「奥州南部八戸叚閇伊郡久慈小久慈邑 水上山圓學坊」とある。
サイズ24.4cm×15.8cm
地域岩手県久慈市山根(やまね)
時期天保3(1832)年銘
解説久慈地方を拠点とする宗教者が受け継いできた文書群のひとつです。
蘇民将来と防疫神・牛頭天王(ごずてんのう)の交流をモチーフにした説話がまとめられており、疫病(えきびょう)よけの祈祷(きとう)時に経文として読誦(どくじゅ)したと考えられます。
〔あらすじ〕龍王のもとへ聟(むこ)入りするために旅立った牛頭天王は、途中コタンという者の家に立ち寄り一夜の宿りを請(こ)うが断られた。次に蘇民将来という者の家を訪ねるともてなしてくれた。その後、龍王のもとで7年を過ごした牛頭天王は、帰途蘇民将来のもとを訪ねると再び歓待してくれた。そこで、コタンの消息を訪ねると、今でも繁盛しているという。牛頭天王はコタンを滅ぼそうとするが、蘇民将来にコタンの家に嫁いでいる娘は助けて欲しいと請われた。そこで、南方のゴマギ(※ヌルデのことか)の一枝の面を八角にし「ソミンソウライシソンモン(※蘇民将来子孫門)」と書いたものを、男子は左の袖、女子は右の袖につけよと教示した。コタンは家屋敷を堅固にかためるが、ついにユムギ(蓬)の矢と桃の木の弓で射落とされた。

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