• 画像切り替えサムネイル画像 その1

  • 画像切り替えサムネイル画像 その2

  • 画像切り替えサムネイル画像 その3

壁画「開拓」

ヨミヘキガ「カイタク」
収蔵番号113515
分類美術
作者木村捷司
解説 1971(昭和46)年、北海道開拓記念館開館時の常設展示用に制作された。函館生まれで当時七飯町在住だった画家、木村捷司(1905~1991)筆。明治後期の上川地方に東北から入植した集団移民の開墾状況が描かれている。縦約4m、横約18mで、道内最大級の油絵。
 木村捷司(1905-1991)は、函館出身の洋画家。幼少期を樺太で過ごす。北海道大学予科医類を中退後、20歳で上京、川端画学校に通い始める。22歳で東京美術学校西洋画科に入学。卒業後は函館に戻り、後に七飯に移って制作を続けた。現地取材を重視する制作態度をとり、樺太にくらす先住民族や、国内外各地にくらす人々のすがたを描いた。第一美術協会展や赤光社展、道展などに作品を出品したほか、函館棒二森屋や札幌丸善画廊などで個展を開いた。

【資料情報】
・木村捷司筆
・昭和46年(1971)
・油彩・カンヴァス
・縦4m×横18m

【参考文献】
北海道立函館美術館 編『木村捷司展 : 人と自然-その内奥を見つめて』北海道立函館美術館、1996年
田中祐未「木村捷司による壁画「開拓」をめぐって」森のちゃれんがニュース20号(2020年夏号)、4-5頁、2020年6月

PageTop