医法と刑法 もうひとつの視点 医療問題から少年犯罪…様々な刑罰への提言
並列タイトル | |
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請求記号 | 01/H94 |
著者名 | 細井睦敬 |
目次 | 前編 医と法 第一章 そのとき医師はどうするべきか 生命と法の接点 積極的安楽死について……12 推定余命を患者にいうべきか……16 家族とプライバシーと自己決定……20 良きサマリア人立法……24 重症障害新生児の選択的非治療……27 堕胎と出生前診断……29 減胎手術……31 臓器移植法成立後の問題点……35 遷延性植物状態 …… 41 ある看護婦の意見から学ぶこと……44 能力者に対する代行決定について……47 成年無能力者の場合……49 東洋思想とパーフェクトベビー……51 重篤な遺伝病と中絶……53 発病前の遺伝子診断……54 代理母……57 代理母の産んだ子が障害をもった子であった場合……65 幼児放棄と医学的根拠……67 人らしく生き、死を迎えるために……69 自殺は自己決定権の権利行使といえるのか……71 第二章 医療で罪が問われるとき 医療の犯罪 司法取引とマイナスマイナス理論……74 医師が看護婦に毒入り注射器で人を殺害させようとした場合……76 致死量の二分の一ずつを二人が同時に投与した場合……78 誤って患者に青酸カリを投与し死亡させた場合……79 自殺教唆……79 自殺未遂の人を医師が救助しなかった場合……80 妊婦が生命維持装置を医師にはずしてくれと頼んだ場合……81 堕胎罪について……84 十六歳の女性の人工妊娠中絶……87 医事法学一五(二〇〇〇年)……88 カルテ開示の根本問題……90 人間ドック事件……93 陥没乳頭手術事件……95 アスピリンショックと問診義務……96 フェニトイン等による中毒性表皮壊死(TEN)と説明義務……98 頸部硬膜外ブロック後ショック死事件……99 狂犬病予防接種事件……99 断食道場事件……100 柔道整復師事件……101 第三章 医師はこれからどうすべきか 医療過誤の判例とIT革命 意識すべきIT革命……103 IT革命とヤブ医者……103 最新医療と転医義務……106 緊急避難の法理と自己決定権……108 人工股関節置換事件……113 先天性風疹症候群児出生事件……114 死因事後説明過誤事件……115 家族に対する説明の義務……116 三宅島緑内障誤診事件……118 療法の選択及び帝王切開に関する過失……118 出産後の失血死事件……120 一時外泊中の脳出血死事件……121 未熟児網膜症事件……122 乳がん確定診断遅延事件……124 陣痛促進剤の投与……126 アメリカにおけるたばこ被害に関する「フロリダ代表訴訟」……128 堕胎罪の適用範囲と人の始期……130 胎児傷害、胎児殺害……131 堕胎罪と殺人罪、堕胎罪と保護責任者遺棄罪……133 後編 刑と法 第四章 人はなぜ罪を犯すか 犯罪意識の考慮と刑罰 「死刑制度」について……136 犯罪の考慮されるべき側面……138 口唇期の体験とクレプトマニー……140 悪なる性格、犯罪的性格と刑罰……142 第五章 少年事件はどうとらえられるべきか 少年法とその周辺 少年事件と大人の「ゆるやかな」共犯者とまではいえない「ゆるやかな」無謀犯……144 少年犯罪と社会病理現象……146 少年犯罪と少年法……148 内省、反省VS非難……149 規範意識の育て方……151 少年をとりまく環境……153 大人と子供と組織……164 故意犯に対し不作為的に関与した場合……166 「ふざけ」と犯罪……168 グレーゾーンとストーカー、セクシャルハラスメント……169 第六章 人の犯罪はどう裁かれるべきか 刑法のベクトル 刑法の機能とベクトル……175 積極的に相手に加害の意思をもって反撃する行為……176 故意犯、過失犯と共犯……177 致犯と教唆犯、幇助犯、共同正犯……177 過失犯には助長、促進犯のみ成立……179 過失犯には競合犯のみ成立……181 いろいろな犯罪パターン……182 幼児虐待と死亡……184 幼児虐待と殺人罪……184 準強盗罪の立法化……185 窃盗犯から窃盗した場合……187 集団暴行、傷害、リンチと犯罪の成立……188 共同正犯者間の主従関係……190 マインドコントロールされている場合……192 因果関係とベクトル……198 米兵ひき逃げ事件と因果関係……200 ひき逃げ……201 殺意をもって強姦した場合……201 強姦犯人と強盗犯人はお互いに共同正犯になれるか……202 A、Bが窃盗を共謀したが、Bが強盗した場合……203 A、Bが強盗を共謀したが、Bが窃盗した場合……203 横領と背任……204 封緘、施錠された包装物と横領……205 死者の占有……205 暴行後の奪取……206 強盗致死……206 事後強盗罪の共同正犯……207 不法原因給付と詐欺罪……209 公務執行妨害罪と適法性の判断……209 汽車転覆等、致死罪……210 盗品譲り受け等の罪のベクトル的理解……211 窃盗を教唆し、その犯人から財物を買い取る行為……211 傷害現場助勢罪……212 同時傷害の特例の理解の仕方……212 集団リンチと傷害致死罪の成否……213 住居侵入罪と三分の一既遂犯か多数決……214 手段ベクトルと目的ベクトル……214 承継的共同正犯の理解の仕方……216 共犯者の認識内容より軽い犯罪を実現……217 強姦の着手時期、窃盗の着手時期等……217 強姦後にはじめて女の宝石を奪取する意思が生じ、奪取した場合……218 強姦致死罪の理解……218 正当防衛行為に対して緊急避難しかできない第三者……219 正当防衛中に近くの人Cが死亡した場合……219 暴行、傷害教唆と強盗罪……220 窃盗を教唆したら本犯者が強盗した場合……221 強盗を教唆したら本犯者が窃盗のみ実行……221 強盗を教唆したら本犯者は暴行のみ実行……222 A、Bが窃盗を共謀、実行中Bが居直り強盗した場合……222 A、Bが窃盗を共謀、Bのみ実行したが強盗に転化した場合……223 AはCに強盗を教唆、BはCに窃盗を教唆、CはDに強盗を実行した場合……224 AがCに強盗を教唆、BがCに窃盗を教唆、CがDに窃盗した場合……224 恐喝を教唆したら、強盗をした場合……225 自爆テロとベクトル……225 自殺志願者が他人を教唆し、自殺幇助させた場合……225 一人対五人と正当防衛……226 一人のみ過剰防衛となる場合……227 教唆と幇助を同時にしたらどうなるのか……227 保険金殺人、相続人殺人……228 タクシー代を踏み倒す目的でタクシードライバーを殺害した場合……228 火災保険を取る目的で古い自分の家に放火した場合……229 友人に自分を自動車で負傷させ損害保険金をだまし取る場合……230 いわゆる因果関係の錯誤……230 錯誤……231 予備罪と共犯……231 覚醒剤を注射したら心不全で死亡してしまった場合……232 他人を誤って死亡させた場合……232 不能犯のベクトル的理解……233 Aが警官からピストルを奪い、それを人に向け発射したが、弾が入っていなかった場合……235 毒入りと無毒のびんを取り違えて飲ませた場合……235 中止犯と逆ベクトル……236 致犯についてのコメント……238 誤想防衛と致犯……239 共犯と錯誤……239 被告人が自己の事件について他人に教唆して偽証させた場合……240 犯人自身が証拠を隠滅してもなぜ処罰されないか……241 たぬき、むじな事件……241 誤想防衛のベクトル的理解……242 ひき逃げ事件と殺人罪……242 身分犯とベクトル……243 身分犯……245 自殺教唆……247 ある人AがBを殺害したが、未遂に終わった場合……248 手段、方法、手口と動機、計画性……249 客体の保護法益と確率的アプローチ……250 性的不能者(インポテンツ)と強姦……252 死人を生きていると人と思い、ピストルを発射した場合……253 性転換と強制猥褻、強姦……253 共同して強姦し、女性が死亡した場合……254 エイズにかかっている男性が、女性と肉体関係をもつ場合……255 男性が男性に、女性が女性に猥褻行為をした場合……256 両親が反対しているのに恋人を一方的に自分(息子)の部屋に入れ、泊めた場合……256 住居侵入罪と戸主(管理権者)……257 幼児、身体障害者に対する逮捕・監禁……258 「女性心理」と犯罪……258 第七章 そのときどんな罪が問われるか 刑罰のメカニズム 強姦中に女が舌をかんで自殺した場合……260 「私はエイズよ」といったら男は強姦しなかった場合……261 強姦→和姦……261 登山中重傷を負った仲間を救助せず下山した場合……263 強姦致死罪と「機会」……265 「生理中だから……やめて」といった場合……265 「エイズだからコンドームをしてやって」といった場合……266 交通事故と保護責任者遺棄罪……267 傷害、強姦と自殺……269 逮捕等致死罪と殺人罪……272 予備の共同正犯……273 保護責任者遺棄致死罪と殺人罪……274 予備行為の中止……275 石像を「人」と錯覚して、殺害の意思で発砲した場合……276 スカラー量によるベクトル的方向性……276 植物人間と監禁……278 横領と背任の区別……279 刑法第二三〇条(名誉毀損罪)の本質……281 盗品であることの認識がなく盗品をあずかった後、それを着服した場合……282 AがBに覚醒剤を購入してもらうために一千万円を渡した場合……282 窃盗犯人から第三者が窃取したが、それがたまたま自分の所有物であった場合……283 禁制品と窃取……284 公務執行妨害罪における「職務行為の適法性」……284 刑法第一二五条、一二六条、一二七条の関係……286 偽証罪における「虚偽の陳述」……288 放火殺人罪についての疑問……291 追死の意思と愛の結晶作用……294 放火罪……295 傷害致死の本質について……298 刑法第二〇八条の意味……301 傷害致死罪の本質と「致犯」……301 火傷を負わせた女性が自殺した場合……304 第八章 罪はどのように裁かれるべきか 人権と刑罰 刑罰の内容……305 応報刑罰主義と刑罰の軽重……308 裁判の迅速化、裁判の限界……309 刑法第二〇四条、二〇五条、二〇八条……311 ドイツ刑法第二一一条のもつ意味……312 嫌疑が充分にあることは起訴条件か?……314 裁判官の心証形成・検察官の心証形成……315 自白と補強証拠の本質……318 被告人の取り調べは可能か?……320 公訴事実の同一性と判例……321 公訴事実の同一性と判例……322 訴因変更の必要性と変更の請求、変更の許可、変更の命令の関係……323 強姦致傷の訴因につき単純強姦と判明した場合……324 訴因変更の必要性……324 公訴時効の本質……326 余罪取調べ……327 被疑者の黙秘権……328 被告人の取調べ……329 共犯者たる共同被告人の証人適格……330 補強証拠にどの程度の証明力が必要か……330 自白の証拠能力の限界……331 「共犯者の自白」に補強証拠を必要とするか……332 接見交通権のあり方……334 被疑者の証拠保全請求権の実質的保証……335 別件逮捕、勾留……336 職務質問……337 任意捜査と強制捜査……338 捜査段階における検察官の役割……340 公訴権の濫用……344 被告人は「証人」になれるか……347 刑事訴訟法第三一九条(自白の証拠能力)……348 刑事訴訟法第三一九条二項の意味……351 免訴判決の本質について……352 刑事訴訟法第一九九条(逮捕状による逮捕の要件)……353 同一犯罪事件の共同被告人の自白……356 弁護士の接見交通権、立会権等について……357 タバコ、香水と多数決?……358 公務員の人権制限についての私の考え方……360 「精神病の容疑者にも裁判を受ける権利がある」……363 |
出版者 | 知玄舎、星雲社(発売) |
発行日 | 2000.11 |
ISBN | 9784795286757 |
紹介文(引用) | 今日、今までにない新たな、かつ複雑な問題、特に、医療と法律にからむ問題が多発している。問題を解決するにあたって、本書では、数学的アプローチとして、ベクトル論と座標によって問題を整理し、一義的に答えがでるようにした。犯罪類型を、故意犯、過失犯、無謀犯に分け、新たなる刑法理論をもって、刑法本来の問題と医療と法律がからまる問題に対し、独自の理論展開をした。 |
Neo・資料固有番号 (バーコード) | 1000139 |
現在の配架状態 | 配架 |
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1. 検索対象を指定します。
2. 検索項目に検索値(検索したい本についてわかっている情報)を入力もしくは選択します。
3. 【検索する】ボタンを選択し、検索を実行します。
4. 検索値をクリアする場合は、【リセット】ボタンを選択します。
○検索対象の絞込み
<検索結果一覧>画面に表示されているものから、追加で検索値を入力することで検索対象を絞り込むことができます。
キーワード検索・分類検索以外の検索対象を表示したい場合は、【+その他の検索条件】をクリックしてください。
検索結果は、検索項目の下にある[並べ替え ▼]から、各項目ごとの昇順・降順に並べ替えが可能です。
検索結果表示件数は、並べ替えの右にある[20 ▼]件ずつ表示から、所定の表示件数に変更が可能です。
○検索方法について
●使用言語
日本語:漢字・ひらがな・カタカナ・英数字です。
※ 現在、蔵書データの表記相違の場合、検索結果から除かれることがあります。
例 ○唄孝一 ×バイ コウイチ ×ばい こういち
また、現在、旧漢字との検索の互換性が保持されておりません。
例 ○鈴木利廣 ×鈴木利広
英文字:大文字・小文字・全角・半角にかかわりなく検索が可能です。
●検索項目について
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・キーワード:登録されている情報から合致するものを検索します。
・分類:当館独自の分類表に基づく分類をチェックすることで、分類の中から検索します。
・資料名:書籍や文書系資料のタイトルで合致するものを検索します。
・著者名:著者・編者・監修者・訳者・監訳者で合致するものを検索します。
・出版社:出版社で合致するものを検索します。
・発行日:出版年で合致するものを検索します。日付では検索されません。
・ISBN:ISBNで合致するものを検索します。
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キーワードのみAND検索とOR検索が可能です。
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・論理積(AND)検索 : 二つ以上の検索値を同時に満たす資料を検索します。
・論理和(OR)検索 : 二つ以上の検索値のどれかひとつでも満たす資料を検索します。
キーワード検索の論理演算
AND検索:キーワード入力欄右の〔全ての語を含む〕をチェックする(デフォルト設定)。
OR検索:キーワード入力欄右の〔いずれかの語を含む〕をチェックする。
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