辰野登恵子

作家名(よみ)たつのとえこ
作家名(英語)TATSUNO Toeko
生地長野県岡谷市
生年1950
没地東京都
没年2014

作家解説

長野県岡谷市に生まれる。1974年、東京芸術大学大学院修士課程修了。アメリカのミニマル風の作風から出発したが、実際はミニマルアートを知る以前から、単純で規則的な連続模様を、日常的に意識していたという。観念的に思い描いていた線と、現実にカンヴァスに表れた線との差異への追求が、格子やストライプの反復に表現として示された。1978年以後、厳格なミニマリズムから徐々に脱し、円形、方形、花模様、雲形などの組み合わせによる絵画を生み出した。これらは抽象的なイメージであるが、辰野は人間的な感情をもたせようとした。塗り重ねた緑やピンク、水色など、各作品を支配する色調もまた、感情豊かな絵画を生み出すことに寄与している。

この作家の作品一覧[全10件]

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