オーギュスト・ロダン

作家名(よみ)おーぎゅすとろだん
作家名(英語)Auguste RODIN
生地パリ(フランス)
生年1840
没地ムードン(フランス)
没年1917

作家解説

近代彫刻における革新は1880年代から1890年代に緩やかに現れ、1900年以降はっきりとその姿を現すようになる。モネと同年に生まれたロダンは革新への道を一人で歩いたかに見える。しかし彼ほど伝統の上に立って仕事をした彫刻家はいない。ロダンはその無数の人間表現の中で、近代彫刻史の展開において重要な意味を持つ多くの独創的な試みを行っている。トルソや手などの身体の断片による作品を成立させ、破損あるいは未完成の部分に積極的な意味を発見し、また断片と断片あるいは小像と既製品のアサンブラージュも試みている。さらに変化する光と影の色彩的な効果および彫刻と環境空間との関係に新たな意味を与え、一個の人間像の中に推移する時間の表現をも表現した。

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