岩井俊雄

作家名(よみ)いわいとしお
作家名(英語)IWAI Toshio
生地愛知県
生年1962

作家解説

1987年筑波大学大学院デザイン専攻絵画造形コース修了。1980年代のメディアアート分野において、岩井はフリップブック(パラパラ漫画)やフェナキスティスコープ(驚き盤)など、映画誕生以前のプリミティヴな視覚装置の原理と現代のテクノロジーを融合させた作風で注目を集めた。彼は、リュミエール兄弟がシネマトグラフを公開し映画が誕生して以降、映像と身体が分離した関係に陥ったと認識しており、それ以前の、人間が実際に手でめくって映像を生み出すフリップブックなどに、映画誕生以後には追求されなくなったもうひとつの可能性を見ていた。その後、岩井は人間が作品に働きかけることで生じる変化を取り入れるインタラクティブアートに取り組み、この分野でも代表的な作家の一人と目されるようになる。

この作家の作品一覧[全2件]

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