伊藤公象

作家名(よみ)いとうこうしょう
作家名(英語)ITO Kosho
生地石川県金沢市
生年1932
没地茨城県
没年2024

作家解説

金沢の彫金家・伊藤勝典の長男として生まれる。本格的な作家活動を開始するのは27歳の頃であるが、1959年以降の二紀展に出品されている作品は木彫が中心である。茨城県笠間市に移り、1972年伊藤知香とともに「美術工房 桑土社」を設立、土による造形活動を始める。作者は1970年前後より有機性についてを考えるようになり、その思考の途中で「集散と波状」という言葉が重要な意味を持つようになる。作者によればこれは「自然界」と「人の社会」と共通のものであるという。これらの思考を物体化するにあたり、一貫して土を使用してきたが、これは従来の陶芸の枠にあてはまるものではなく、当初は生の土による表現もあった。

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