レオノーラ・キャリントン

作家名(よみ)レオノーラ・キャリントン
作家名(英語)Leonora CARRINGTON
生地ランカシャー、英国
生年1917
没地メキシコシティ、メキシコ
没年2011

作家解説

シュルレアリスムの中心的メンバーの一人として知られ、絵画や彫刻、小説、戯曲など多岐にわたり活動した。繊維業で財を成した家に生まれ、幼い時から良家の子女としての教育に対して反抗的な態度を取る一方で、絵画に熱中し、フィレンツェの美術学校へ留学したのち、ロンドンのアメデオ・オザンファン・アカデミー第一期生として学んだ。1937年に画家マックス・エルンストと出会い、共に南仏サン・マルタン・ダルデシュに移り、同地でシュルレアリストらと交流を深めながら制作に打ち込んだ。第二次世界大戦が勃発すると、エルンストはゲシュタポに捉えられ、キャリントンはスペインへ逃れたが、その途上で精神に異常をきたし、サンタンデールの精神病院に収容された。1941年にメキシコ人の外交官レナート・レドゥクと結婚してニューヨークに渡り、約1年間の滞在ののちメキシコに渡った。以降はメキシコを拠点に活動を続け、1943年にメキシコ国籍を取得、1946年にハンガリー人の報道写真家エメリコ・チキ・ヴァイスと再婚した。1963年にメキシコ国立人類学博物館に大作壁画《マヤ族の魔術的世界》を設置してメキシコにおける巨匠としての地位を確立した後も、生涯にわたり精力的に作品を発表した。

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