ウルでの狩り

作家名レオノーラ・キャリントン Leonora CARRINGTON
制作年1946年頃
技法、素材油彩、画布
寸法49.8×110.0
分野絵画(海外)
所蔵作品登録番号FO202300002000
解説タイトルの「ウル」は、紀元前のメソポタミアの、シュメール人による都市国家(現在のイラク)もしくは『創世記』にアブラハムの故郷として記される「カルデアのウル」を指します。メソポタミア文明に関心を寄せていたキャリントンは、ウルを主題に複数の作品を制作しました。本作品では、槍を受けて血を流す鹿が、中央に大きく神格化して描かれています。鹿の巨大な枝角は、キャリントンが何度か描いているケルト神話の獣王を想起させます。画面右上の緑色の天体のような球体も、キャリントンが繰り返し描いたモティーフの一つです。

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