谷澤紗和子

作家名(よみ)たにざわさわこ
作家名(英語)TANIZAWA Sawako
生地大阪府
生年1982

作家解説

谷澤紗和子は2012年の個展以来関西および東海圏を中心に発表を続けており、切り紙、陶芸、木版画を主に手掛ける作家である。これらの技法は、手工芸と捉えられ、油彩絵画や彫刻に代表される西洋美術の領域からは長らく排除されてきた。谷澤は、こうした「民俗的」で「原初的」、「素朴」な素材・技法を意識的に用いながら、神話や寓話をモチーフとした作品を制作する。それら物語の多くにおいて、女性や一部の人々が何ゆえに「プリミティヴ」で時には「呪術的」な存在として扱われてきたのか、作品を通じて批判的に検証する。また、谷澤は小説家である藤野可織と数年にわたって共作を手掛けている。さらに日本と中国のアーティストによるアート・コレクティヴ「刷音」の一人としてイベントに参加したり、障がいを持つアーティストとも共作を試みたりするなど、個人の枠を越え出る活動にも取り組んでいる。

この作家の作品一覧[全6件]

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