田中敦子

作家名(よみ)たなかあつこ
作家名(英語)TANAKA Atsuko
生地大阪
生年1932
没地奈良
没年2005

作家解説

1950年美術大学受験準備のため大阪市立美術館付設美術研究所に入所。研究所には金山明、白髪一雄がいた。翌年京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)西洋画科に入学するが、中退して前掲美術研究所に再び通い始める。1952年頃、金山、白髪、村上三郎ら先鋭的な意識を持つ若手作家グループ「0(ゼロ)会」に参加。1955年に吉原治良率いる「具体美術協会(具体)」に金山らとともに加わる。1956年の第2回具体美術展で、色とりどりに塗り分けられた電球・直管蛍光灯が不規則に点滅する服状の作品[通称《電気服》]を発表。1957年頃から《電気服》に着想を得た円と線による絵画に着手、これがアンフォルメルの提唱者ミシェル・タピエの目に留まり高く評価された。以後タピエを通じて欧米へ紹介され数多くの国際展へ出品。1965年に金山と共に具体を退会したのちも個展やグループ展で精力的に作品を発表し続けた。2005年入院先の奈良の病院にて死去。

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