JJ199500002000_000000_001T, 0000/00/00撮影, Public Domain

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湖畔晩帰

作家名川合玉堂 KAWAI Gyokudo
制作年1928年
技法、素材絹本墨画
寸法54.3×87.0
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ199500002000
解説東洋絵画の神髄は毛筆の線や墨の調子にあると考えた玉堂は、師の橋本雅邦からさかのぼって雪舟、さらには中国南宋の馬遠や夏珪なども研究し、古画の筆法のみでなく、心眼で自然の気をとらえ、自然の神髄を描くという態度を学び取った。出世作《二日月》は中国の自然が根底にある「山水画」を逸脱し、湿潤で穏やかな日本の風景となっている。この作品は細い月に施された白を除いて墨だけで描かれているが、なだらかな山や土手の淡墨、右方の木立の中で濃淡が美しくにじむ破墨技法、草の細線と石の太線など変化に富んでおり、葉の無い小枝の線のアクセントは、春に再び芽吹くことを感じさせる。籠や棹を背負い家路を急ぐ人物も景色によくとけ込んでいる。玉堂の特質を典型的に示す一幅といえよう。

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