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コース

作家名ロバート・ラウシェンバーグ Robert RAUSCHENBERG
制作年1958年
技法、素材トランスファー・ドローイング:インク・鉛筆・アクリル絵具・水彩・グアッシュ、紙
寸法60.4×90.2
分野水彩・素描(海外)
所蔵作品登録番号FD199200001000
解説ラウシェンバーグは1958年になってはじめて独立したドローイングを制作した。それらは転写ドローイングと呼ばれるもので、印刷物に溶媒と紙を当て、擦り出すことによって画像を転写する技法が用いられた。これによってモンタージュを容易に生み出すことが可能になった。鑑賞者の関心を引くように生活や記憶と結びついたモティーフが画面一杯に散りばめられている。ラウシェンバーグは「絶えず焦点を変化させ、細部を吟味させるような表面を作らねばならなかった。聴くことは時間上に生起する。観ることもまた時間上において生起しなければならないのだ」という言葉を残しており、作品を一瞥するだけではなく、細部を継起的に吟味することが鑑賞者に求められている。空間芸術と時間芸術の狭間で作品が構想されている。

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