JJ199200002000_000000_001T, 0000/00/00撮影, Public Domain

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西郊小景

作家名速水御舟 HAYAMI Gyoshu
制作年1923年
技法、素材紙本着色
寸法44.5×39.7
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ199200002000
解説御舟は1923年3月から12月まで、門弟の高橋周桑とともに武蔵野野火止(のびどめ)の平林寺という禅寺に仮寓して研鑽を積み、参禅修養に努めた。そこでの精進ぶりは僧侶より厳しいほどであったといわれ、翌年の第11回院展に出品されたこの作品を含む9点は、このときの修練より生まれたものである。ここに描かれているのは、目黒から望む東京の西の郊外風景であることが指摘されている。御舟は吉田彌一郎の四女彌子との結婚後、目黒の吉田本邸に住んでおり、野火止から帰宅時にスケッチを描き、平林寺の画室で完成したものであろう。京都時代には対象に食らいつくように肉薄して細密描写が追及されたのに対して、武蔵野では写実を基調としながらも新しい方向が模索された。大気の湿気や降り注ぐ光の表現にも気が配られ、洋館がちらほら姿を見せる郊外の情景が柔らかな調子で描かれている。

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