穢土

作家名小嶋悠司 KOJIMA Yuji
制作年1985年
技法、素材岩彩・テンペラ、麻布
寸法116.5×233.0
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ198900002000
解説小嶋悠司は日本画家として活動はしたものの、その技法、表現共に従来の日本画の範囲にとどまるものではなかった。日本画の岩彩に加えてテンペラを併用し、粗い織りの画布に描くことで独特のマティエールを生み出していた。この独自の技法で、ゆがめられ絡み合う人体を構造的に描き出し、作者のもつ人間観や世界観を見る者に強く訴えかけてくる。この作品はそのような彼の制作を代表する〈穢土〉シリーズの1点で、70年代後半から80年代にかけて確立した作風を端的に示す完成度の高い作品である。とかく旧来のさまざまな枠組みを打開できないでいる今日の日本画にあって、技法的にも、また描くテーマとその表現においても新しい方向性をしました作品として注目される。

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