JJ198800002000_000000_001T, 0000/00/00撮影, Public Domain

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漁村早春

作家名小茂田青樹 OMODA Seiju
制作年1921年
技法、素材紙本着色
寸法74.0×112.0
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ198800002000
解説今村紫紅の影響下にある色彩感豊かな南画風の作風から琳派に触発を受けた装飾的な作風に移行したが、1919年の院展に落選したことを契機として狭山や出雲に仮寓し、写生に基づく画風の形成をもくろんだ。そうした不断の探究は、院展同人に推挙されるきっかけとなった《出雲江角港》を生むことになる。この作品も出雲での研鑽から生まれたもので、その成果を発表した「小茂田青樹作画個人展覧会」(1921年)に出品された。画面は右上から対角線で陸と海・空の二つの部分に大きく分かれ、かやぶきの寄棟造りの屋根の稜線や妻側の三角形が画面に心地よいアクセントを与えている。厳しい冬が終わり漁師の漁綱の繕いにも熱が入り始め、畑には花々が咲き始める早春の漁村のすがすがしい様子が、柔らかい陽光に包まれた穏やかな色調でとらえられている。

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