喪中の作品(昇天)

作家名星野真吾 HOSHINO Shingo
制作年1965年
技法、素材紙本着色、コラージュ
寸法183.0×90.9
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ198200012000
解説戦時中、学徒動員された作者は戦災地で多くの焼死体を見たという。そして、この光景は1964年の父の死によって呼び起こされ、作家自身の体に絵具を塗り直接画面に転写するという、日本画では前例のない人拓表現へとつながった。このころ、日本画の革新を求めて前衛的な仕事を手掛けてきた作者ではあったが、たんに形式的な表現ではなく、より触感的で実在感の強いものを望んでいた時期でもあった。肉親との死別という現実が、創作上に新たな展開をもたらすこととなった。その後の作者の仕事は、人拓に加えて、身近な品々や作者とゆかりの人々の顔写真を綿密的な描写で登場させるなど、可視的なものを通して生命の尊厳といった不可視的な主題を描出する傾向を見せた。

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