大原寂光 (建礼門院)

作家名守屋多々志 MORIYA Tadashi
制作年1982年
技法、素材紙本着色
寸法125.0×70.0
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ198200019000
解説建礼門院徳子は、平清盛の娘で高倉天皇の皇后であったが、壇ノ浦の合戦で入水したところを助け出され、出家して大原寂光院で亡き我が子安徳天皇と一門の菩提を弔う日々を送った女性である。当時、浄土信仰においては阿弥陀如来の手から延びる五色の糸を握ることで阿弥陀仏に導かれ浄土に往生できると信じられていた。この作品においては、入水した安徳天皇の手から糸が延び、阿弥陀仏に代わって母を浄土に導こうとするという構想に変えられていると思われる。

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