浜辺にて

作家名庄司達 SHOJI Satoru
制作年1972年
技法、素材8mmフィルム
寸法11分
所蔵作品登録番号JV202500008000
解説「全映像作品9点のオリジナル8mmフィルムとその音声テープ」
布の作家として知られる庄司達だが、その制作は布にとどまらず、紙、映像、パフォーマンスなど多岐にわたる。1970年、中原佑介の企画による伝説的な展覧会「第10回日本国際美術展(人間と物質)」に参加した庄司は、開幕直後にオーストリアのザンクト・マルガレーテンへ渡った。そこで日本人彫刻家グループによる共同制作に参加する一方、その過程を記録する作業にも取り組み、これが庄司のフィルム第1作《ザンクト・マルガレーテン彫刻家シンポジウム ’70》となった。以後も庄司は彫刻シンポジウムへの参加を重ね、その様子は翌1971年の《ニュルンベルク彫刻シンポジウム》、1973年の《紀伊長島彫刻シンポジウム》に記録されている。こうした記録映像とは別に、庄司は映像というメディアを自作の表現に用いた作品も残している。《風》、《浜辺にて》、《樹・風》、《フレームについて》がこれに該当する作品群で、波などの動く被写体を静止したフレームのなかで捉える手法は、同時代の美術家による映像作品に共通する特徴となっている。1976年に庄司は「やろまいか’76」という自主企画によるグループ展を主催する。この時に上映されたのが遊びに興じる子どもたちを捉えた《長戸町の子供たち》であり、展覧会全体の記録が《やろまいか’76》である。これら9本の8mmフィルムとは別に《ニュルンベルク彫刻シンポジウム》の音声テープがある。

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