自画像(飢え)

作家名丸木俊 MARUKI Toshi
制作年1944年頃
技法、素材油彩、画布
寸法45.5×38.0
分野絵画(日本)
所蔵作品登録番号JO202400003000
解説《自画像(飢え)》、《自画像(首吊り)》は、いずれも戦時下の1944年前後に描かれた油彩による自画像である。作家自身が「だれも買わない、だれも喜ばない」絵を描いていたと回想するこの時期の作品は、自虐的な自己像を通して、一人の画家の内面のみならず、耐乏を強いられた時代の空気をも映し出している。《自画像(飢え)》では、食糧難のなかにある自身の姿が美化を排した切実な表現で描かれ、《自画像(首吊り)》では、画面上方の首を吊る図像が当時の追い詰められた心理を暗示する。のちに丸木位里との共同制作〈原爆の図〉で世界的評価を得る丸木俊であるが、そこへ至る以前の本作には、戦争と生活苦のただなかで絵を描くことの意味を問い続けた作家の原点が刻まれている。

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