Negative Entropy (Seishouji, Afternoon Bell, Blue Rust, Quad)

作家名田島美加 TAJIMA Mika
制作年2022年
技法、素材綿、アクリル、ナイロン、ポリエステル、ウールの吸音フェルト、ホワイトオーク
寸法186.5×140.8×6.0
分野絵画(日本)
所蔵作品登録番号JO202300016000
解説〈Negative Entropy〉は2010年から制作され続けているシリーズである。田島はこのシリーズで、産業革命以来、近代産業の発展を支えてきた織機に着目し、繊維工場の機械音から寺社の祈りの音に至るまで、さまざまな場所で採取した環境音をスペクトログラムによって視覚化し、そのデジタルデータをジャカード織機で織物へと変換している。本作に用いられたのは東京都港区の青松寺の鐘の音であるが、その由来は、作品名によって暗示されるにとどまる。こうして生まれる〈Negative Entropy〉は、その場所に固有の音をとどめた「場所の肖像」ともいえるが、音から画像データ、織物へと媒体が幾度も変換される過程で、情報のある部分は顕在化し、別の部分は織物の糸のように下層へと隠されていく。

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