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水の彫刻

作家名大塚泰子 OTSUKA Yasuko
制作年2018年
技法、素材クレパス、木
寸法122.0×243.0×72 .0
分野彫刻・立体(日本)
所蔵作品登録番号JS202200001000
解説サクラクレパスの水色を用いたこれら一連の彫刻は、大塚の代表的シリーズだといえる。〈水の彫刻〉はすべて直方体で、本作品のように2mを超える大きなものもあれば、手のひらサイズのものもあり、いずれも水色一色のみで塗られている。クレパス特有の厚みのある柔らかな質感に富んだ表面が、その奥にある硬い支持体の存在感を弱め、タイトルにおける「水」という定形のない存在を一時的に物質化したかのように見せている。そのかたちやサイズを通して、わたしたちが直接的に知覚している「水」の、スケールを超えた広がりに想像を働かせるよう促す作品である。

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