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混血──その島にはまだ言葉がありませんでした

作家名淺井裕介 ASAI Yusuke
制作年2019-2020年
技法、素材鹿の血・墨・土・ペンキ、画布
寸法367.0×444.2
分野絵画(日本)
所蔵作品登録番号JO202200001000
解説2019年に東北を訪ねた淺井は、牝鹿半島の小積浜である猟師と知り合い、その猟師が仕留めた鹿の血を用いて絵を描くという新たな試みを始め、8枚組のキャンヴァスから構成される《野生の星》を発表した。翌年、淺井は《野生の星》と同じモティーフを画面を拡張して24枚のキャンヴァスに泥絵で描き直した。これが2020年制作の《この島にはまだ言葉がありませんでした》である。2020年に開催された「生命の庭」展(東京都庭園美術館)では、《この島には…》の中央8枚が《野生の星》8枚に差し替えられ、二つの作品が合体した状態で展示された。このように二つの作品が合体して展示される場合、タイトルを《混血──その島にはまだ言葉がありませんでした》としている。《混血…》は、このように淺井がこれまで継続的に取り組んできた泥土による絵画と、新たな試みとしての動物の血による絵画が部分的に混じり合うというユニークな形式をとっている。

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