とぶ円筒

作家名堀内正和 HORIUCHI Masakazu
制作年1960年
技法、素材
寸法241.0 x φ10.0(台底面φ50.0)
分野彫刻・立体(日本)
所蔵作品登録番号JS201900001000
解説1954年に鉄溶接を始めた堀内は、水平・垂直・直角を原則とする直線の組み合わせから出発し、徐々に曲線や平面を取り入れ、さらには直方体と球形とを組み合わせて虚実の空間を生み出すシリーズへと展開、そして1959年頃より円筒による彫刻に取り組むようになった。愛知県美術館が収蔵する《四角と丸の組合せb》(1956年)に代表される堀内の虚と実の空間の交錯というテーマは、曲面を取り入れることによってさらにねじれた様相を呈するようになる。《とぶ円筒》は、この円筒によるシリーズの大作の一つであり、堀内のユーモアが如実に発揮された作品である。

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