M1996_050100_001, 2005/01/00撮影, Public Domain, CC0

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南天鵯図

作家名幸野楳嶺 KONO Bairei
制作年明治25(1892)年頃
技法、素材絹本着色
寸法125.6×50.0
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ200300352000
コレクション名木村定三コレクション / Kimura Teizo Collection
コレクション番号M1996
解説一羽のヒヨドリが赤く色づいた南天の実をついばみに来ました。庭には南天の他にスイセンなど寒咲きの花が見られます。ヒヨドリの羽毛は質感が描き分けられ、筧(かけひ)から出る水の流れも細かな筆致で表されています。
楳嶺は京都画壇の近代化に向け、明治期の京都の美術界を牽引した中心人物でした。京都府画学校の設立に携わる一方、画塾での後進育成にも力を入れ、竹内栖鳳をはじめとする次世代を担う作家を数多く育てました。円山四条派の伝統を受け継いだ楳嶺の花鳥画には、応挙以来の京都画壇の特長と言える写生の意識が如実に表れています。

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