M1963_050100_001, 2005/01/00撮影, Public Domain

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燕子花

作家名土田麦僊 TSUCHIDA Bakusen
制作年昭和10(1935)年頃
技法、素材絹本着色
寸法126.7×34.4
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ200300321000
コレクション名木村定三コレクション / Kimura Teizo Collection
コレクション番号M1963
解説舞妓がしゃがんで水辺の燕子花を眺めています。京の舞妓に特有の「だらりの帯」が少女には重たげな様子。線描は簡略化され、肌の線は肉色を、髪の毛の流れは白線を用いるなど、明るい色調でまとめられています。
麦僊は新潟県佐渡島生まれ。京都の智積院(ちしゃくいん)に入るも画家を志して出奔し、初め松年に、次いで栖鳳に入門します。京都市立絵画専門学校の開校とともに入学。西欧の動向を意識しつつ新たな日本画の創造を目指し、国画創作協会での活躍は画壇に刺激を与えました。本作は第15回帝展出品作《燕子花》(焼失)を基にした作品と思われます。

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