M1897_050100_001, 2005/01/00撮影, Public Domain

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淸湍

作家名西村五雲 NISHIMURA Goun
制作年昭和13(1938)年
技法、素材紙本着色
寸法68.7×86.0
分野日本画(日本)
所蔵作品登録番号JJ200300274000
コレクション名木村定三コレクション / Kimura Teizo Collection
コレクション番号M1897
解説五雲は岸竹堂に師事し、その没後、栖鳳に入門。動物画を探求した五雲は、二人の師が徹底して教えた写生の重要性を最も理解し、体現した弟子とされます。京都市動物園に写生に通うだけでなく、自宅の庭で多くの動物を飼い、写生することを日課としました。
飽くなき写生で得た観察力は《風薫る》の雌鴨の描写にも反映され、菖蒲の葉は琳派のたらし込みによって瑞々しく表されています。
《清湍》に描かれる流水は春の雪解け水でしょうか。勢いある水しぶきを軽妙な波線で表しています。筍や竹の折れ枝、シャガの花やシジミチョウからも早春の息吹が感じられます。

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