槍 銘「伊賀守金道」/螺鈿槍拵

作家名伊賀守金道
分野工芸(日本)
所蔵作品登録番号JA200300907000
コレクション名木村定三コレクション / Kimura Teizo Collection
コレクション番号M2886
解説長さ一尺の両鎬造の直槍である。柄と鞘が付属する。槍身の茎(なかご)に「伊賀守金道(いがのかみきんみち)」の銘が彫られている。金道は幕末まで11代続くが、日本刀剣保存会はこの槍を初代金道の作と鑑定している。初代金道は桃山時代の慶長(1596-1615)から元和・寛永(1615-44)にかけて京都で活動した刀工である。父兼通(かねみち)は美濃の関出身の刀工で、4人の息子を連れて文禄2(1593)年に京に出ている。
 柾目流れの鍛(きたえ)に五(ぐ)の目流れの波紋が付く。帽子は掃掛(はきかけ)で、うぶな茎は四角形をしており、目釘孔(めくぎあな)は二つ。鑢目(やすりめ)は筋違(すじちがい)で茎尻は剣形をしている。裏銘はない。
 木製の柄は約10尺で、尻の方が少し太くなっている。全体的に打痕が見られるので、実際に使用されていた柄だと考えられる。拵(こしら)えは銅製の口金(くちがね)に銅金(どうがね)が3つ、木製の蕪巻(かぶらまき)、鉄製の水返(みずがえし)と石突(いしづき)がつき、太刀打(たちうち)には螺鈿装飾が施られている。

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