オオヨシキリ(塩満、5月)

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オオヨシキリ ( Oriental reed warbler )

名称(ヨミ)おおよしきり
中分類スズメ目
小分類ウグイス科
形態スズメやウグイスより大きく、イソヒヨドリよりは小さい中間サイズ。雌はやや小柄とされる。見た目はウグイスを大きくしたような風采ながら、白っぽい眉班より過眼線の黒さがやや目立つ。近縁のエゾセンニュウと同大で、よく似ている。おおむね上面がオリーブ色みをおびた褐色で、腹側は汚白色となっている。

※茂みのなかに潜むことが多いため本種とエゾセンニュウとの見分けは難しいが、本種の個性あふれるさえずりを聞けば、容易に判別できる。すなわち、両種とも鳴かない限り見つけることは困難なのである。ちなみに、エゾセンニュウは、小声のホトトギスのようなさえずりである。
生息種類旅鳥
概要【分布】
国内をはじめ、中国中北部、モンゴル、朝鮮半島などで繁殖し、徳之島では春秋の渡りの時期に観察されている。奄美群島では、数少ない旅鳥。

【生態】
基本的にウグイスと同様で、主に昆虫などを食べる肉食性の強い雑食。さえずりは「ゲシゲシゲシ ギョギョシギョギョシ 」など低い声の複雑な鳴き方で、おそらく最初に耳にしたときは、いかなる生物が発する音なのか判別しづらい。さえずるときは、高いところへ出たがる習性があるが、島ではあまり茂みから出てこない。カッコウが主に托卵する宿主である。

※関連URLは、さえずりの音声リンクとなっている。

【島内の目撃情報】
5月から6月上旬、および10月に、兼久、湾屋、塩満、天城町総合運動公園で記録がある。梅雨のころ、ちょくちょくさえずりが聞かれるものの、あまり見通しの良いところでは鳴かず、目にするのは難しい。さえずりは主に海岸から遠くない、アシ原に似た草丈の長い場所ながら、時に民家の庭先でも鳴くことがある。
観察できる場所5~6月、特徴的なさえずりが聞こえる場所
関連URLhttps://drive.google.com/file/d/1w7xcI3gZ4-BRWh0_ug9jNz8O0NmrZ0tO/view?usp=sharing

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